統合失調症 (精神分裂病)


 症状に、「陽性症状」と「陰性症状」があります。陽性症状というのは,産出性症状とも言われ、心の中に通常は見られない異常なはたらきが見られることです。陰性症状というのは,心 の中精神機能の減弱あるいは欠如より、通常存在するはたらきが見られないか鈍っていることを言います。通常は自分が病気であることを認識しにくくなっています(これを「病識がない」と言 います
 陽性症状というのは,具体的には,幻覚や妄想,知覚の歪み,独語・空笑,思考の中身が周囲に漏れているような感じ,外から身体や思考を操られるような体験 (作為体験),思考や動作のまとまりのなさ,異常な興奮や緊張,などです。誰が見ても明らかに異常と分かる,はっきりした,表面的な症状と言えるでしょ う。ただ,これらはこの病気以外にも見られることのある症状です
 陰性症状というのは、感情の鈍麻・平板化・意欲自発性の欠如、会話貧困、などといわれ、具体的には,社会的なひきこもり,意欲・集中力の低下,異常な疲れやすさ,自然な感情を持てない,会話量の減少,複雑・抽象的な思考 ができない,思考や行動がパターン化してしまうこと,などの症状です。陽性症状と比べると,慢性的な症状と考えていいでしょう。周囲の人からは「怠け者」 「ゴロゴロしてるだけ」のように誤解されやすく,これも本人にはたいへんつらい症状です。
本人の病気と言う自覚がないことにが やっかいな部分です。

成因としてドーパミン仮説と遺伝要因・環境要因などが言われている。

この病気は再燃する場合が多く、寛解後抗精神病薬の投与を中止した場合70〜80%の再燃率に達します。

●治療法
薬物療法
抗精神病薬の基本はメジャー・トランキライザー(抗精神病薬・強力精神安定剤)です。脳内の特定の物質のはたらきを抑えることで,気分を落ち着かせると同時に幻覚や妄想といった症状を軽減させます。症状が退いた後の意欲の低下や気分的なしんどさを軽くするはたらきを併せ持つものもあります。
マイナー・トランキライザー(抗不安薬・穏和精神安定剤)も使われます。これは不安に対してよく効くおクスリで、明 らかな症状が退いた後にも残る不安やイライラ,落ち着かなさといった症状を軽減させることができます。

精神療法(心理療法)
薬物療法によって落ち着きが持てるようになったのと並行して生活指導・作業療法・レクレーション療法・生活技術訓練を行います。 家族・地域など環境を整えていくと、治癒に結びつくことがあります。
そして心の統合ですが、医療機関での精神療法はとても短時間が多くて15分から30分程度といわれていますので、十分にイメージを変えれるほどの内容の提供しているか検討を要します。







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